2008年05月28日 KY,TK=若者英文字ことば、「負けないで」
 (とし坊 1939年 生まれ)
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近況は、迫り来る老齢感に向かいあい、何とかしなければと思う毎日です。心身の健康のために、天気の良い日は努めて外でスケッチに励み、天気の悪い日はギターを録音してCD化した自分のギターを聴きながら、本を懸命に読んでいます。何か前に進めることを期待しています。

昨日は、Zardの一周忌であったらしい。自分のギターで「負けないで」を流しながら、これを書いている。この曲を聴くと、涙が出てくる。ぼくも、絶対に負けたくない。若者の英文字ことばで、TK(=とんだ勘違い)とあるので、驚いている。実際、TKは自分のイニシャルなのです。世間からとんだ勘違いされているとしたら、そんな人生には絶対に負けたくないのである。自分が在りのままの姿で受け止められるように頑張るしかない。その為には、とことん勉強して自分を強くして、前に進むしかないのです。

今春さくらの咲く頃、ある公園でスケッチしていて、高校生らしきグループのさくらの下の語らいを、何となく聞いていました。若い人たちは、ほんとうに屈託がなく可能性もいっぱいあり、羨ましい限りです。そこで、例の英文字ことばと云うのが実際に使われている現場に遇いました。楽しそうでしたね。KY(=空気読めない)が頻繁に使われていました。そこでぼくが一番に感じたことは、空気なんか読めなくて良いではないか。若い者が何故こんな言葉を使うのか。内部同調型の日本人社会の掟がそんなに怖いのか、いじめられたら引っ込まずに自分を鍛えて強くしたら良いのです。いじめや、談合や、隠蔽、偽装など、自殺、殺人など、狂っているとしか思えません。格差ますます激しく、老人には厳しい日本になりつつあります。地球上で希に見る美しい国に、何が起こっているのでしょうか。いま起こっていることの大半は、弥生時代以来の弱弱しい日本文明に由来するのではないでしょうか。日本の世間という得体の知れないものに負けないことです。若者は、もっと勇気と気概を持ってほしいと思う。いじめられて自殺を考える前に、勉強せよと云いたい。

人は一般的に結局は、人間の原初の姿に一番興味が至ってしまうものらしい。その意味では、ぼくもごく普通の人間である。地球が生成され、人類が生まれ、日本人がこの地で生活を始めたことに遡って勉強をしている。最近読む本は、考古学、人類学、宗教学が多い。日本文明は表面的には弥生時代からのみ解釈されているが、トンデモナイと思う。現代日本で起こっている悪の根源は、弥生からの渡来系人の縄文人征服の過程で生まれたものであるような気がする。本当は、もっと前の時代から、長い石器時代、縄文時代に日本の基礎があるのではないか。結局今でも、日本の東西で文化が違うように、征服同化は完成していない。完成するはずもないし、完成してもらっては困るのである。人類の流れの行き止まり列島の稲作文化で、田の四角い囲みのみに美の感性を養い安住して、外部から縄文人の攻撃を守ることに専念してきた弥生人の創った内部同調型の日本文明から脱却を目指そう。現在の日本は、地球の果てではない。地球の中の一地方にしか過ぎない。日本人のアイデンティティではなく、地球人のアイデンティティを持とうではないかと思う。大らかであった縄文人の世界を取り戻そうではないか。

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