ぶらり  
三浦半島スケッチの旅
    
(品川文化堂、横須賀 2011;09)

18; 江奈湾 の項目
(ページ割の関係か?19;盗人狩の項目に掲載されている。)

「江奈湾の干潟」のパステルが1枚、地味な形でひっそりと
 掲載されました。




 






              江奈湾の干潟     (2008.4)  (神奈川県三浦市)

           三浦海岸で、こんな風景は初めてです。海が引き潮で干潟が出来ました。
       今のうちです。漁師の家族総出で、磯のりを採っていました。

       午後から、岩だけ残して、すべて海に沈んでしまいましたよ。

《 三浦半島というところ 》

三浦半島の範囲は、地勢的には、東の付け根;金沢八景あたり(横浜市金沢区)から、
西の付け根;鎌倉の滑川あたりまで、を指していると思われる。
素晴らしい自然と文化遺産に恵まれて、気候温暖な場所です。
しかし、文化的、政治的にみると、一時の地域合併盛んだった時にも
反対が多かったように、それぞれが地域振興の名の元に、
協同の機運に乏しい。むしろ競争して地域優先の文化が見られる。

鎌倉は、古都として古の政治の中心地として、一種の中華思想をもっている。
これより東の三浦半島を従えているようだ。
逗子は、従来の観光都市の姿よりも近年首都圏のベッドタウンとして、庶民的な街です。
成功者は鎌倉への移住を、生活の便を求めては横須賀移住の志向があります。
葉山は、御用邸の街として貴族的に思われているが、案外庶民的です。

三浦は、半島の先端であり、海岸美が素晴らしい。
漁業が盛んで、マグロの集散地として有名です。
内陸は、雄大な大根畑が広がっています。
さて、横須賀は、第一印象は、軍港です。明るく庶民的な街です。人心もサバサバしています。

スケッチ画集は、横須賀振興の一環として発行されました。
横須賀にひとりでも多くの観光客が訪れて、商売の拡大につなげていく姿勢です。


その意味では、この画集は素晴らしく、ユニークでありますが、純然たる美術書ではありません。

以上、私見でした。(2011-9-15)


画集について

「三浦半島スケッチ会」と
YB横須賀美術協会の作品を元に、作成されています。

内容は、ほとんどが水彩画です。日本人の好む水彩の美しさを、存分に発揮した素晴らしい作品に満ちています。

YBの方の油彩のスケッチが、もっとあることを期待していました。

特定の作家で、大きな点数とスペースを占めているきらいはあります。

ユニークな画集です。


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