大型作品のページ 
(20号以上) 大きなスケッチ(515 x 727 mm)
The index of large scale images on 20.3 x 28.6 inches
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From 2008
to 2010 year
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  画題・BGM曲名 属 性 制作地 制作年月日
岬の先の小さなマリーナ
Small marina on the front of tip of peninsula
パステル、20号 神奈川県三浦市/宮川 2008.10.03
   (シャレード)
漁師小屋
House of a fisherman
パステル、30号 神奈川県三浦市/三浦海岸 2008.10.05
   (いそしぎ)
初秋の高原
A Plateau on early autumn
パステル、20号 長野県木曾町/開田高原 2008.09.28
   (野生のエルザ)
深い入り江
A Deep Creek
パステル、20号 神奈川県三浦市/城ヶ島 2008.09.10
   (カバレリアルシチカーナ)
船溜りの老松
The Old pine tree on the pool of ships
パステル、20号 神奈川県横浜市/金沢八景 2008.09.04
   (星の散歩)
初秋の岬の上
On the Cape in Early Autumn
パステル、20号 神奈川県逗子市/大崎 2008.10.28
   (亡き王女のためのパバーヌ)
大根畑
パステル、20号 神奈川県三浦市/上宮田 2008.11.02
Fields of Japanese white radish
漁港とヨット
Yacht habour and the fishing port
パステル、20号 神奈川県三浦市/小網代 2008.10.02
   (ジムノペディ)
湾の奥深く
The inner part of the bay of Koajiro in Miura peninsula
パステル、20号 神奈川県三浦市/小網代 2009.09.10
   (エナジーフロー)
10 油壷ヨットハーバー
The harbour of Aburatsubo bay
          
パステル、20号 神奈川県三浦市/油壷   2009.09.25
   (アリヴェデルチローマ)
11 おだやかな荒崎海岸
The Arasaki coast
パステル、20号 神奈川県横須賀市/荒崎 2009.09.26
   (モア)
12 小坪の漁師小屋
House of a Fisherman on Kotsubo
  
パステル、20号 神奈川県逗子市/小坪 2009.09.27
   (ワルティングマチルダ)
13 白馬の里
The Shirouma country yard in Nagano Pref., Japan
  
パステル、20号 長野県白馬村/小出の里 2009.10.21
   (カルロスドミンゲス)
14 三浦の富士
Mt. Fuji over the Miura pennisula of Japan
パステル、20号 神奈川県三浦市/宮川公園 2009.12.06
   (イフウィホールドオントゥゲザー)
15 入り江のヨットハーバー
Yatch harbour in the creek of the Miura penninsula
パステル、20号 神奈川県三浦市/油壷 2010.09.03
   (たそがれ)
16 荒崎・黒い岩の磯
The Black seashore in Arasaki coast of Japan
  
パステル、20号 神奈川県横須賀市/荒崎 2010.10.23
   (黒いオルフェ)
17 強風のヨットハーバー
Yacht harbour under strong wind in Miyagawa bay
パステル、20号 神奈川県三浦市/宮川公園 2010.11.12
  (台 風)   new (2010.11.25)
  
ここは、ぼくにとっては大きなスケッチ作品(制作画)のページです。

現場でスケッチしていると、通りがかりの方が覗きこみ、「素敵なスケッチですね。」と声を掛けてくれます。それからいろいろなお話、人生の話や絵や音楽の話など、楽しい話をしながらスケッチすることが多いです。このような普通の生活者からのお褒めの言葉が、ぼくには一番嬉しく思います。それだけで十分なのです。絵画の専門家から、そんなギャラリの褒め言葉など何の根拠も値打ちもない、と云われます。はたしてそうでしょうか? ぼくは今まで、風景を前にして自然の中に息づく美を感じて、ひたすら写すという行為だけを求めて来ました。美学の考えからは、それは芸術・美術作品でもなんでもないよ、と云われそうです。美は、描く人の心の中にあり、現実の風景はただの物質であるというのが、現在の芸術的な考えであります。ぼくには、それとは反対に自然そのものの中に、真実の美が宿っているように思えます。 それで今まで、風景に囲まれながら現場でスケッチを完結するということに拘って来ました。ひたすら対象を模倣することにより、美の真実を写し取ることのみを求めてきました。

芸術とは、あくまでも素朴な美を感じる喜びの行いの中にあると思います。制作された作品という物質は、他者へ美を指し示す可能性にしか過ぎません。作品に対する評価は、時代により変わります。また、その時代の展示価値を求めて制作される作品が、永遠なる芸術とも思えません。
美術館にあるような大きな絵画は、普通の生活者に必要なものでないように思えてなりません。ぼくは生活者に相応しい、10号まで程度のスケッチを続けて来ました。現代では芸術と云えども、庶民に相応しいものであるのが本来の姿と考えます。
芸術とは、権力者や評論家による評価価値にあるのではないと思います。いつからこのような芸術観が生まれてきたのでしょうか。原始の頃の人類の素朴な祈りのような気持ちから生まれたはずの、本来の自然な芸術観が、現代において不当に歪曲されたとしか思えません。形式の完成度を求めるのでなく、気を緩め平安の中で生まれる未完成とも見える素朴な美しさでも良いではないでしょうか。時代の知的エリートの評価価値を求めるために制作される大きな作品や新奇な着想を狙らった作品は、ぼくの目標ではありません。

以上の思いから、このページにある20号以上の大きな作品は、ぼくの本意とするところではありません。 実際に、現場で大きな作品を描くのは、正しく肉体労働です。大きな画板を持って、数時間も歩いてスケッチポイントを探すこともあります。現場の立地条件や気象条件の制約の中で、また短い時間と最少の携帯画材で描きあげるのは、正しく肉体労働のような感覚です。 ここの画像は、当日スケッチした第一画像を
 new としてアップします。その後、自分の意に反して何回かの修正と完成の作業をすることがありますので、ご了解ください。(2008. 11.10.)
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ここは、2008年から2010年の、大型スケッチ作品(制作画)のシリーズです。後期高齢者となった現在は、ほとんど身体的な理由により、このような大型作品の制作が困難になりました。そもそも私のスケッチの始まりは、横浜ではじめた絵葉書大のスケッチです。今は、初めの頃に戻り、日常では絵葉書大のスケッチを、主に描いています。せいぜいB5から、F4までが、日々のスケッチです。生きている間、出来るだけ長く、スケッチを楽しみたいと思います。(2014.7.30)

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